ベトナム人と日本人の国際結婚した場合で、ベトナム人が申請人となることを想定して書きますが、配偶者である日本人が協力して書いてください。

 ここでは永住許可を取得する為の申請書の書き方と、それに付随する『身元保証書』の書き方です。
 申請にあたり2つの必要な書類の説明を致します。『身元保証書』は日本人が書きます。
 1.『永住許可許可申請書』
 2.『身元保証書』

 これらの書類は、基本的に日本語での記入となりますので、二人で協力しながら項目を埋めていきましょう。(但し、名前等パスポートからの情報等は英語表記となります)
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永住許可申請書の書き方

永住許可申請書1
記入項目記入内容
国籍・地域(Nationality/Region)永住許可申請人の国籍・地域を記入して下さい。
例)カタカナで”ベトナム”でok
生年月日(Date of birth)永住許可申請人の生年月日を西暦で記入して下さい。
氏名(Name)永住許可申請人の名前を記入してください。(パスポート通りに記入して下さい)
性別(Sex)永住許可申請人の該当する性別を○で囲んで下さい。
出生地(Place of birth)永住許可申請人の生まれた場所を省や市名で記入して下さい。
例)ハノイ
配偶者の有無(Marital status)日本人の配偶者としての永住許可申請なので有の方に○を囲んで下さい。
職業(Occupation)永住許可申請人の現在の職業を記入して下さい。
本国における居住地(Home town/city)永住許可申請人の国にある居住地の省や市名を記入して下さい。
例)ハノイ
居住地(Address in japan)住民票の住所を記入して下さい。
例)神奈川県横浜市********
電話番号(Telephone No.)日本での自宅の電話番号を記入して下さい。
携帯電話番号(Cellular phone No.)永住許可申請人の携帯番号を記入して下さい。
旅券番号(Passport Number)永住許可申請人のパスポートの番号を記入して下さい。
有効期限(Date of expiration)永住許可申請人のパスポートの有効期限を記入して下さい。
現に有する在留資格(Status of residence)「日本人の配偶者」と記入して下さい。
在留期間(Period of stay)永住許可申請人の在留カードの在留期間を記入して下さい。
在留期間の満了日(Date of expiration)永住許可申請人の在留カードの在留期間の満了日を記入して下さい。
在留カード番号(Residence card number)永住許可申請人の在留カードの番号を記入して下さい。
犯罪を理由とする処分を受けたことの有無(日本国外におけるものを含む Criminal record in (Japn/overseas)永住許可申請人の該当する方に○を囲んでください、有の場合は詳細を記入して下さい、処分を受けたのは日本だけとは限りません
永住許可を申請する理由(Reason for applying for Permanent Resident)永住許可申請人の永住許可を申請する理由を記入して下さい、ただしこの項目は非常に大事な項目なので、別紙で申請理由を書くことをお勧めします。
(例えばですが、日本に来た経緯から、子供が生まれたこと、会社勤めしている、とか日本で生活しなければならないことを審査する人に納得させるものです)
上記と異なる国籍・地域、氏名、生年月日による入出国の有無(Past entry into/departure from japan withnationality/region,name and date of birth different from above-mentioned)ここは、”無”に〇が付くと思いますので、割愛します。
経歴(今回の入国後の学歴・職歴、本欄で記入できない場合は別紙に記載)(Personal history(when the space provided is not sufficient for your answer,write on a separate piece of paper and attach it to the application.)履歴書と同様に記入します。
(日本に来て仕事をした場合、yyyy年mm月dd日 〇〇㈱入社、yyyy年mm月dd日 〇〇㈱退社、該当するだけ書きますので、経歴が多ければ、別紙での提出となります)
永住許可申請書2
記入項目記入内容
主たる生計維持者(Main householder)申請人との関係、勤務先、年収を記入します。(主たる生計維持者の申請人との関係では、一般的には日本人の配偶者が選ばれると思います)
在日親族(父・母・配偶者・子・兄弟姉妹など)及び同居者
(Family in Japan (Father, Mother, Spouse, Son, Daughter, Brother, Sister or others) or co-residents)
在日親族なので、日本人の配偶者、子供等記入しますが、ベトナムの親族が日本にいる場合も記入します。
在日身元保証人(Guarantor in Japan)身元保証人なので、一般的には日本人の配偶者です。
代理人(法定代理人による申請の場合に記入)(Legal representative (in case of legal representative))申請人が日本人の配偶者の場合、代理人は必要ありません。
以 上 の 記 載 内 容 は 事 実 と 相 違 あ り ま せ ん 。
申請人(法定代理人)の署名/申請書作成年月日
(I hereby declare that the statement given above is true and correct.Signature of the applicant (legal representative) / Date of filling in this form)
申請人本人が、自筆(パスポート/在留カードと同じ)で記入して下さい、申請年月日も忘れずに。

証明写真の注意事項

 重要な書類ですので、スナップ写真でなく、写真屋さんで撮影することをお勧めします。
1、申請人本人のみの写真を撮影して下さい。
2、帽子等は被らないで正面を向いて胸から上を撮影して下さい。
3、背景(影を含む)がないもの
4、カラーコンタクト使用したものやソフトウェアによる修正写真はやめて下さい。
5、証明写真の裏面には氏名(パスポート通り)を記入して下さい。
6、提出日より前3カ月以内に撮影した写真を使用して下さい。

日本人の配偶者としての在留資格申請の『身元保証書』の書き方

 身元保証人は通常、日本人の配偶者になります。そこで、日本人の配偶者が身元保証人をする前提で記入内容を説明します。

 この『身元保証書』のフォーマットは、短期ビザ(知人訪問)時に使用する『身元保証書』と殆ど同じフォーマットになっています。違うところは、ここで説明する『身元保証書』が法務大臣宛てに対して、短期ビザ(知人訪問)で使用する『身元保証書』の宛名は在ベトナム日本大使館(領事館)なのです。

身元保証書(永住権)
記入項目記入内容
日付『身元保証書』を作成した日を記入して下さい
国籍在留資格申請人の国籍を記入して下さい
例)ベトナム
氏名在留資格申請人の氏名をパスポートと同じに記入して下さい
身元保証人氏名日本人の配偶者が署名・捺印して下さい
印鑑はサンモンバンでokです
身元保証人住所日本人の配偶者の住所と電話番号を記入して下さい
身元保証人職業日本人の配偶者の職業を記入します
勤務先名と勤務先の電話番号を記入します、事業を行っている場合の方も会社名とその電話番号記入します
身元保証人国籍(在留資格,期間)日本人の配偶者の国籍なので「日本」と記入してください(在留資格と期間は記入しない)
被保証人との関係二人の関係なので”夫”または”妻”となります

マルちゃんの一言

 永住許可申請は、難しいと言われますが、国際結婚手続きが済んで、在留資格申請時の『質問書』がない分、記入すべき書類は多くないです。(市区町村役場、管轄の税務署、管轄の年金事務所等での揃える書類は多いですが)
 この申請書と身元保証書ができれば、あとは必要な書類を揃えて出入国在留管理局へ提出です。
 下記の記事を読んで申請してみて下さい!(^^)!

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