2021年国際結婚の婚活はマッチングアプリ

　国際結婚の組数は2006年がピークで44,701組でした。そこから減少を続け2017年で21,457組と半減しています。現在の組数は分かりませんが、世界的な新型コロナウィルスの感染拡大によって、国際結婚の組数は更に減少していることと想像します。

　婚活といえば、婚活サイト・結婚相談所・婚活パーティーなどが挙げられますが、最近は婚活サイトでもマッチングアプリと云われる、スマホで簡単、手軽で安価なサービスが注目されています。

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結婚相談所は費用高い

コスト高

　そもそも結婚相談所とは、婚活で昔からよく利用されているのですが、結婚を希望する男女が費用を払って会員登録して、お互いの希望条件に合う人を会員の中から選びだして、お見合い、交際、成婚というのが基本のプロセスです。

　費用は入会費および月額料金であることが一般的で利用料金は高いです。ただ、その分、真剣に結婚相手を見つけるための仕組みやサポートがしっかりしています。

入会時の提出書類

　結婚相談所では入会する際はいくつかの証明書提出が求められます（求められる場合があります）。

・身分証明書の写し（運転免許証、健康保険書など）
・独身証明書
・学歴証明書
・源泉徴収票

　真剣に結婚を考えている証明にもなるかもしれませんが、日本人男性だって学歴に自信がなかったり、収入に自信がなかったりと、この時点で入会をあきらめる人もいるでしょう。

成婚率は高い

　入会金も高額だし、月額も高額です。

　しかし、入会時の提出書類からも分かる通り、安心して利用できます。

　結婚相談所は、単に交際相手や恋人を探すのではなく、本気で結婚を考えている男女を上手く結びつけるのです。結婚相談所によってやり方はそれぞれでしょうが、会員一人一人に合った適切なアドバイスが成婚率向上にもなります。
　会員から高額な費用を頂いているのだから、会員へのしっかりとしたサポートがなければ成婚率向上もなく、その結婚相談所の発展もないのです。

手軽なマッチングアプリ

マッチングアプリが人気の理由

　スマホが普及し始めた2012年頃にマッチングアプリが誕生して、現在では、大手運営のマッチングアプリでは登録者数100万人を超える程、メジャーな婚活ツールとなっています。

　マッチングアプリが人気の理由は、18歳以上の独身であれば誰でも登録可能で、恋活から婚活までと出会いを求める多くのユーザーに対して簡単に希望の相手を探せる点です。

　また、結婚相談所のように面倒な提出書類が不要なことです。

安価な費用

　マッチングアプリの大きな特徴は、男性で月額数千円、女性なら基本無料で利用できる点です。結婚相談所のような入会金も発生しません。

スマホで簡単

　マッチングアプリはお相手検索からアプリ内のメッセージ交換等で毎日出会いを探せるわけなので、かなりコストパフォーマンスが高いといえます。

　婚活パーティーでは、会場まで足を運び、大勢の中から限られた時間の中で自分の条件に合う人に出会うのは難しいと考える人には、マッチングアプリがベストです。

デメリット

　マッチングアプリでは、お互いが条件合う人でなければマッチングが成立しません。マッチングが成立して初めてメッセージを送ることが可能となります。なので、マッチング成立～メッセージ交換～デートまでの期間が掛かります。

　また、写真やメッセージのイメージが、「実際に会ってみると違う」と云うことが起きることがあります。

　費用面では非常に安価にサービスを受けられるのですが、手軽に始められる反面、利用者の意識が低いという点も挙げられます。

マルちゃんの一言

　この記事を書くきっかけですが、妻の知人のベトナム女性が最近なのですが、日本国内で成婚致しました。話を聞いてみると、マッチングアプリで知り合って、数回のデートを経て成婚となったのですが、今の時代は国際結婚もマッチングアプリなのかと考えたものです。

　新型コロナウィルスの終息が見えない中で、人の行き来がなくなって、これまで国際結婚専門の結婚相談所も日本人を連れてベトナム渡航することも出来なくなっています。当然ベトナムからの日本入国も特段の事情がない限りは許されていないわけで、日本に在留資格を持ったベトナム人はスマホにマッチングアプリをインストールして婚活をしていたのですね。

　新型コロナウィルスの影響で、国際結婚の組数が減少しています。日本人同士の結婚の減少についても深刻で人口減少に拍車がかかっている感じです。人口は労働力などに直結するだけに、経済成長のお重荷にもなってきますね。このままでは、日本の将来の超高齢社会（高齢者増により、高齢者人口が日本の総人口の3割に迫る勢い）に不安が募ります。