本サイトでは、国際結婚の手続きを解説しておりますが、そもそも日本人はなぜ外国人と結婚する機会があるのでしょうか。そして、その出会いは、どこで起きるのかを考えてみます。
日本国内での出会い
日本国内では、外国人、特にベトナム人を多く見かけるようになりました。それには、後述する外国人実習制度を利用して、来日してしている人が多いことと、近年、アジア各国から日本へ留学生として日本の学校で勉強して高度知識を得た外国人が、人手不足の日本でそのまま就職するという形もあります。
SNS
いまや誰でも使っているSNS、種類はたくさんありますが、facebookに登録して、お友達になってなんてありえますね。特にfacebookは、実名登録で自分の情報をはじめに入力しないと始められませんからね。facebookは、他のSNSに比べれば信頼性が高く、共通の趣味を持った外国人とお友達になることもできますね。そこから、情報交換を重ねていくと外国のお相手に会いに行ったり、日本に来てもらったりして親交を深めて、結婚を考えるということもありますね。
また、facebookは、「Dating」という出会い支援機能があり、世界各国で運用されていますが、日本はまだ提供されておりません。もう少しすれば(いつかは未定ですが)日本への提供も始まるでしょう。
外国人実習生
同じ職場なら、いつでも声をかける機会もありますし、同じ工場内、或いは取引先との関係から交際に発展することもあるでしょう。
近年は、外国人実習生/留学生/エンジニアが多く日本に滞在しているので、職場に外国人の異性がいることも珍しくありません。ただ、外国人実習生の場合は、実習生を管理する組合があって、そこで日本入国前の契約で実習中の婚姻を認めていないところが多いです。そもそも外国人実習生の目的が、外国の(日本の)技術を習得して、母国で活かしてもらう事が目的ですから。
外国人実習生と結婚を考えたら、一度実習が終わった時点で帰国して、結婚はそれからにした方が良いでしょうね。契約をした組合と揉めて、結婚しても配偶者ビザの発給の障害となっても困りますからね。
国際結婚相談所
最近の結婚相談所も大手が進出していて、楽天のオーネット、イオンのツヴァイ等、なんか安心、気軽さがあるでしょうか。昔、近所のお節介おばさんがお見合い相手を紹介してくれるなんてことは無くなりました。
以前、大手ではないですが、地域密着型の結婚相談所への取材情報です。結婚相談所の信頼は、成婚率です。成婚率の低い相談所にはお客さんは集まらないようですね。
成婚率が高い結婚相談所は、なぜ成婚率が高い?
これは、会員(結婚したい人)に如何に理想と現実のギャップを知らせる、会員に自分を分からせる、なぜ今まで結婚できないということ等を客観的に指摘・指導してあげます。それを受けて、会員は自分の理想(例えば、50代だけど20代のかわいい娘と結婚したい)を考え直して活動します。ここでもダメな場合として、外国人結婚相談所へ行くことが多いようです。
国際結婚相談所の主な紹介対象は、日本人男性です。女性への紹介は少ないです。
外国人結婚相談所も、近年では大手の進出がありますが、ほとんどが個人事業主でやられています。知り合いで国際結婚相談所(個人事業主)をしている方への取材で分かったことですが、「なぜ外国人」なのかをキーワードに国際結婚相談所にお願いをする方のケースを挙げていきます。
1.日本人同士の結婚相談所で縁がなかった方
2.これまでの自身の経験から日本人との結婚をあきらめた方
3.お金がなくて日本人との結婚をあきらめた方
4.東南アジア等の経済状況から、日本人ならば結婚してもらえると考える方
5.農業で生計を立てている等、日本人女性が避ける傾向にある職業の方
5つ挙げてみましたが、3.以外は結婚相談所としては受け入れて、成婚までの努力をしてくれます。
前述の日本人同士の結婚相談所のケースですが、「自分の理想で50代だけど20代の女性と結婚したい」という希望もかなえられます。ただし、相手国の情勢にもよりますが。
国際結婚相談所は時間の掛かる国際結婚ですから、早く渡航してお見合いしてもらって、早く婚約して、早く結婚してもらいたいですね。
お見合いに行くに始まり、成婚、入国までを考えて百万円単位のお金が発生します。当然ですが、外国人と結婚する為に、その外国まで行かなければなりません。国際結婚相談所も相談所にお願いした方も、あまりお金が掛からないようにと最低限の現地渡航を考えます。
今はどうか分かりませんが、中国へ1回の渡航でお見合いと結婚もしてきたという話も聞きました。
【何にお金がかかるか?】
・お見合い渡航
・結婚式渡航(お相手の国で、結婚式を行ったり、結納とか)
・結婚手続き(両国)
・外国人の日本語教育費
・日本人の配偶者ビザ申請
前述、百万円単位のお金が必要な理由が分かっていただけるかと思います。だから、3.の方は国際結婚相談所でも難しいです。
この他にも、時間(早くて半年)が掛かります。日本人同士ならば、二人で市町村役場に1枚の紙を提出するだけですが、結婚手続きも複雑で大変です。
国際結婚相談所で結婚されてもその後心配なこと
・結婚相手の目的が、日本人の配偶者ビザが欲しかった(もともと気がなかった)
-これは、このビザがあれば、どこでも働けますか(就労可能ビザ)
・コミュニケーションが上手くいかず、夫婦喧嘩が頻繁になる。
-結婚が決まって、日本の入国管理局へ在留資格申請中に日本語勉強しても急に日本語が覚えられない
(日本人が英語を話せないのと一緒)
-ご近所付き合いも、友達もできないと大変
・日本の文化に合わない(だんだん慣れてくるとものです)
やはり、国際結婚相談所で結婚を考える場合は、慎重に1.を見極めないといけないです。2.は当然ありますので、日本人が辛抱強く見守ってあげないと、だって日本に来た外国人は、会いたい家族にも、友人にも会えないのですから。
本サイトでは、国際結婚の手続きを解説しておりますが、そもそも日本人はなぜ外国人と結婚する機会があるのでしょうか。そして、その出会いは、どこで起きるのかを考えてみます。
そこで、海外での出会いについて考えてみましょう。
国際結婚相談所のことは、もうちょっと踏み込んだ話をさせて頂きます。
近年、結婚の晩婚化、非婚化をよく耳にしますが、人々の価値観も時代とともに変化しているのでしょう。仕事もお金も不自由なく、自分のお金は自分の好きな事に、好きな時間にというように別にパートナーがいなくてもいい、でも、年齢を重ねてくると、一人では寂しくなって、結婚を考えるパターンもあるでしょうね。
そんな時に、結婚相談所の会員になって結婚を目指す方もたくさんいらっしゃるかと思います。結婚相談所の良いところは、「せっかく入会したのだから、活動しなきゃ」という本人の気持ちと、結婚相談所が面倒なこと含めて段取りしてくれることから勝手に事が進んでいくところで、結婚相談所に連絡を入れる“最初の一歩”が肝心なのでしょうね。
女性顧客の増加
これまでの国際結婚相談所は中国、東南アジアが中心だったようですが、近年は欧米やロシアも人気があるようです。これには、男性中心の国際結婚の活動に、女性が入ってきた表れではないかと推測します。日本の女性も男性に頼らずとも生活できる地位が確立できる環境になっていますし、女性の管理職登用数も増加の一途で、女性の活躍が目覚ましいことを裏付けています。
また、生活が豊かになった分、渡航費等の国際結婚に係る費用も気にしなくなった点が挙げられのと、女性は欧米人に昔から憧れを持っています。結婚すれば、欧米に住めるとか、或いは欧米へ年に数回渡航できるとか。
渡航してのお相手(外国人)紹介
メリット
渡航して結婚相手を見つけるお見合いからスタートしますが、渡航することによって、お相手の国の文化や環境、経済状況等、様々なことがわかりますね。
お相手と話を進めるうえで、渡航してお相手の国を知る機会にもなります。結婚をすれば、相手の家族にも会う機会が増える訳です。
また、外国へ出かける訳ですから、忙しい中でも、観光ができて、日頃の疲れを癒してもらう機会として考えてみては如何でしょうか。
デメリット
日本で仕事をされていれば、毎日忙しいでしょう。日本人とのお見合いは、半日あれば充分でしょうが、外国人のお相手は、日本にいないので、移動だけでも大変です。
お相手がベトナム人であれば、最低でも2泊、又は3泊くらい(飛行機の時間にもよりますが)は、仕事を休むことになります。
当然、外国人ですから、日本語が話せる人を紹介できるとは限りません。自分がお相手の母国語を勉強するか、お相手に日本語を勉強してもらうかです。お相手がインテリで英語が話せれば、日本人も英語は、学校で習ってますから、英語をコミュニケーションツールとしてでもいいです。(だけど、日本人は英語が苦手な人が多いですよね)
あとは、日本の長期連休に合わせて渡航できれば良いのですが、その時期のエアーチケットは高いですから、その辺を理解して渡航しなければなりません。
在日外国人の紹介
メリット
国際結婚相談所では、これまでお相手の国へ渡航して、お見合いして、交際して、結婚という流れでしたが、お相手の国に渡航しなくても日本国内でお見合いできるようになってきました。近年、色々な在留資格で外国人が日本国内で生活していることから成り立っているのでしょう。
お金のことを考えれば、渡航費がなくなる訳ですから、その分節約できるし、日本で生活しているということは、日本語が話せるわけですから、結婚後のコミュニケーションの心配はなくなります。
もう一つ大きな点が、時間です。
国際結婚のためにお見合いするには、実際に渡航しなければなりません。成田空港からベトナムまで片道約6時間ですから、お見合いに最低でも2泊3日は必要でしょう。その後に結婚の渡航となりますから、忙しいビジネスマン(女性含む)には、会社を休んでお見合いをしなければならないということが発生します。
デメリット
在日外国人は、色々な在留資格がありますが、どんな在留資格なのか、結婚時に問題はないのかを、しっかり確認しなければなりません。
管理人マルちゃんの知り合いで、某企業の総務部長の話になりますが、近年の少子高齢化、労働人口減少に伴って、人材派遣会社に依頼しても、外国人の紹介が多く、在留資格を確認すると“難民”であったり、“日本人の配偶者”だけど離婚していると云う人が結構いると言います。上記、“難民” 、“日本人の配偶者”だけど離婚歴ありは、結婚しても在留資格申請時の質問書に記入欄がある訳ですから、その辺の事情も含めて理解した上で、行政書士に頼んでしっかりした対応を要します。
マルちゃんの一言
国際結婚の結婚相談所も国際結婚する為の1つの立派な選択肢です。ただ、注意しなければならないことは、本当に信頼おける結婚相談所であるかを判断しなければなりません。安くても、国際結婚まではできたけど、在留資格申請時の入国管理局の審査に不許可となって、それを助けてくれなかったりしたら大変ですからね。せっかく国際結婚の結婚相談所としてお世話になるからには、これまでの実績や費用、トラブル発生時、お相手が入国するまでの契約内容を納得してから依頼して下さいね(^_^)
海外(ベトナム)へ行ったら、ベトナム人との出会いは必然
海外(ベトナム)旅行
昨今、日本人が開会旅行へ行く機会は大変多いです。日本国内旅行も新幹線を使って、いいホテルに宿泊なんてしたら、すぐに二けた万円になったりしてしまいます。
本サイトはベトナム人との国際結婚を紹介していますから、ベトナム旅行を考えら場合、早めのエアーチケットを予約すれば、ベトナムのホテルは安いし(5つ星は例外)、国内旅行と変わらない費用で海外旅行できます。
ベトナムという国は、親日でみんな明るい性格なので、ホテルでは、「日本のどこから来たの?」なんて、向こうから話しかけてくることも、そこで仲良くなったりすることもありますね。知人には、ホテルの女性スタッフと帰国後にSNSのやりとりをしているという話を聞いたりもしますね。
日系企業の海外拠点へ駐在員になる
日系企業の海外拠点へ駐在員になれば、何処の国へ行っても、周りは外国の人ですね。外国で暮らすことになりますから、駐在する国の人と仲良くなります。そこで出会いがあることは、とても自然な流れです。男女とも適齢期を外国で過ごす場合、かなり高い確率で駐在先の外国人と結婚するでしょう。適齢期でなくても、適齢期を過ぎた方でも、駐在先の外国人と結婚する確率は高いです。
では、なぜかということですが、日系企業の駐在員は、とても優遇されています。日本にある会社が、海外拠点先に異動して、そこでリーダーとして赴任してもらうわけですから、好待遇です。
簡単に云うと、駐在員はお金がたくさん入るのです。
その会社によって違いはあるでしょうが、駐在員の場合は、日本の給料はそのままで、海外で暮らすための手当てが別途支給されるのです。この支給額も企業によって異なりますが、毎日豪華な食事ができる額です。
また、日本国内では住めないような立派な住居も用意してくれることが一般的です。大手企業では、駐在員1人に専用運転手が1人付きます。
だから、当然、もてるのです。駐在員と一緒にいたら、美味しいもの食べたり、素敵なところへ出かけたりも出来るのです。
外国人も駐在員と結婚できることを願っているでしょう。
結論は、駐在員は国際結婚しやすいのです。
もし、これを見ている方の会社に海外拠点を持っているなら、駐在員に名乗りを上げては如何でしょうか。
駐在員が日本に帰任したら
駐在員として働いていて、日本の本社から帰任の辞令が出た場合です。外国人と交際中であるならば、離れ離れになる訳ですから、結婚を考えなければなりません。
帰任するまでの期間中に、結婚手続きを進めますね。
日本人が外国に滞在中であることを考えれば、外国側の結婚手続きを先にすることが合理的でしょう。ただ、日本に住む家族への紹介等が終わっていることが前提ですが。
そして、帰任すれば日本の給料だけで、駐在手当てはなくなることは頭に入れえておかなければなりません。
日系企業の海外拠点へ現地採用
日本人で駐在員としてではなく、その国に興味があったりして日系企業の海外拠点へ現地採用されるケースもあります。 この場合も、駐在員同様に外国で暮らすことになりますから、一緒に働く仲間や生活の中で、その国の人と仲良くなります。そこで出会いがあることは、駐在員同様とても自然な流れです。そして、その国の外国人と結婚する確率は高いですが、駐在員と大きな違いがあります。
それは、給料は現地の給料のみです。だから、給料は駐在員の総支給に比べたら雲泥の差です。住居も給料の中から捻出しなければなりません。
運転手もいません。
日系企業側も、駐在員より現地採用の方が、経費を安く抑えられるから、「できたら現地採用で」と云うことを考えますね。
それでも、日本国内の仕事より、海外で活躍したいという人も多くいるわけで、自分の夢や語学を学ぶ等、色々な事情から海外で働く人も多いですね。ちょっと、駐在員と現地採用の差についての説明になってしまいましたが、海外に住む以上、外国人との出会いの機会は多く、現地で交際スタートさせ、その人を深く知ることができますので、現地採用で海外へ飛び出すこともありですね。
マルちゃんから一言
海外で働けば、海外で暮らせば、当然何事においても外国人との係わりとなるわけで、外国人と仲良くなるのに決まってるし、外国人と仲良く出来ないなら、その国で暮らせないわけです。
近年、日本の中小企業も積極的に海外に現地法人を設立しておりますので、駐在員としていける環境の企業にお勤めの方には、駐在員で行ってみたらどうでしょう。
ちなみに、マルちゃんもベトナムで駐在員として働いて、今の奥さんと知り合いました。
いくつか挙げましたが、これ以外にも日本国内で外国人と仲良くなる機会はあると思います。近年、日本の人手不足による問題解決のために政府は2019年4月から、在留資格「特定技能」を新設しました。これにより、これまで以上に外国人が日本に入ってきますので、外国人との出会いの機会は増えてくるかなーと思っています。
※この記事を読まれた方は、ぜひ下記の記事も合わせて読んでみてください。
ベトナム人との国際結婚の手続き